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自選 名言集 VOL.10

ここではオイラが人生で触れてきたいろんな作品から、気に入った、心震わす感動的な名言を集めたものです。
1日1言、時には2日に1言。5コ集まったら記事が次に行きます。


50.
「満月は次の日から欠けてしまうけれど、14日目の月にはまだ明日がある。明日という希望が……」


今日は、アニメ「千年女優」から、主人公・千代子の想い人・鍵の君の言葉。
このセリフは実にいい!このセリフを50個目か100個目で是非紹介したいと思っておりました。完全なモノが美しいわけじゃない。そうでなくても(不完全なものでも)この世界には美しく見えるものは沢山ある。そうして目に見えるものを違う角度から変換してみると、それだけで心が救われる、洗われることだってある。そんな気持ちにさせてくれる、珠玉の一言です。


49.
「それが彼らのポーカーフェイスだ」


今日は、コミック「まじっく快斗」から、主人公・黒羽快斗の父親・盗一の言葉。念のため、説明!つまりは「名探偵コナン」に出てくる怪盗キッドの親父である!
さて、サーカスで一番偉いのは誰かを息子の快斗に訊く盗一。快斗は空中ブランコの人だと答えるが、盗一は「ピエロが一番偉いんだ」と答える。快斗は一番カッコ悪いと言うが、父は「客を満足させるには、時にはわざと失敗しなければいけない。それは成功するよりも難しい!でも、ピエロはいつも笑っていなければいけない、客に気付かせないために」と続けて、この言葉を放つ。マジシャンの基本鉄則を教えるエピソードだけれど、舞台にもつながる、また言えてくる哲学である。


48.
「丞相、蜀のあとを託されていながら、この始末、申し訳ございませぬ。この剣ももはや蜀のために使えませぬ」


今日は、コミック「横山光輝 三国志」から、蜀の将軍・姜維の言葉。天才軍師・諸葛亮孔明に新興国家・蜀の後事を託された姜維。孔明同様、魏に再三に渡り進攻するも成果を上げられず、逆に魏に攻め込まれると、皇帝の劉禅は勝手に降伏。劉禅の命令で、戦闘をやめて魏に降伏しなければ反逆者の汚名を着せられる立場に。戦意あふれる兵士たちはあまりに馬鹿げた展開に憤慨し、次々と手にしていた剣を石にぶつけて折っていく。姜維もまた亡き孔明に顔向けできず、この言葉を吐いて剣を折り、国の滅亡に号泣する。そんな、男たちの夢が終わった無念を表わした、三国志最終盤の名シーンから。


47.
「嘘をつくな、ミッターマイヤー。卿は嘘をついている。キルヒアイスが私を置いて先に死ぬわけはないんだ!!」


今日は、またまた田中芳樹の小説「銀河英雄伝説」から、帝国軍の主人公・ラインハルトが叫んだ一言。暗殺者から自分を守り、死んだ無二の大親友・キルヒアイス。その亡骸と現実を前に、ラインハルトは呆然としている。キルヒアイスが死んだことを大将の一人・ミッターマイヤーが諭すと、ラインハルトはこう切り返す。
神算鬼謀を武器に巨大な帝国を内から切り崩した非常の人も感情あふれる人間。現実を受け入れきれず、悲しみや怒りをどうぶつけていいかもわからない。そんな悲壮な主人公に共感する名言。


46.
「皇国の興廃、この一戦にあり」


今日は、明治時代の軍人・東郷平八郎の言葉。海軍の連合艦隊司令官として、日露戦争における日本海海戦にあたり、部下たちを激励したメッセージ。
この後に、「各員一層奮励努力せよ」と続く。名将・東郷が海での大会戦への覚悟と意気込みを示した言葉ともとれる名言。ちょうどスペシャル大河「坂の上の雲」が放送中なんで、紹介してみたわけで(便乗)。
by hossynoblog | 2009-12-26 23:35 | 自選 名言集


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