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僕にとって彼女は、

のタイトルでお送りします。久しぶりに(??)
そう、あのお方のお話の。稽古場で「名前を言ってはいけないあの人」のことです。
今日が重要な日であったことを思い出したので。あ、Moreにしますね。



ずいぶん時間が過ぎましたが、今ではすっかり情熱や激情みたいな感情は冷めました。いや、ほんと。
会ってもビックリこそするでしょうが、会話は緊張しながらも話題には困らずこなすでしょう。
再々度、なんて流れになっても、会わなかった年数に後悔するだけでうまくいく気なんてしません。だから、最初からそんな気分にもなれません。一年会わないまではそれが間違いなく強がりでした。だけど、すっかり落ち着いてきました。
時間は人の心を正常にしてくれます。昨日、役者にも言いましたが、忘れるという感情は時に残酷でありながら、高いヒーリング能力を持っていると思います。今はそれがようやく作用したのですごく有り難いです。

稽古場で周りの連想により彼女の顔姿を呼び起こされますが、疎ましい感じがてならない日々です。面白おかしく言ってくれるみんなごめんなさい、オイラ真実今そうです。これも最初は強がりや隠してるのだと思いましたが、どうやらそうでなく本心と意識してます。
僕は「ずっと思い出が呪いをかけたのだ」とアホなこと思ってましたが、どうやら呪いは自分でかけた暗示(自己暗示)でしかないと、恥ずかしながらようやく気付きまして。思い出が想いを強くし、強くなった想いが思い出をさらに確固たるものにしてたのです。
その相互作用に気付いた時、僕は幻想(妄執)よりも彼女自身がどうだったか洗い直してみました。そのうち、完全とか完璧とか言ってた本人は崩れ落ち、ペルソナの向こうをかいま見て「こだわってはいけない」という強い意志を持てるようになりました。いやあ、成長しました、俺。

今思えばオイラが芝居をやめたことはスゴイことです。今は脚本・演出メインに戻りましたが、それを彼女は望んでいたし、去年の春には僕も自ら望みました。ただ、悔やむすれば僕が彼女を選ばず、仲間を選んだことで完全なる別れの端緒になってしまったのではと……、まあバカな考えですが。でも事実その後、僕は芝居を続け、同時に彼女はやめたのですから、どうしてもそう思ってしまいます。
作風が変わったと、脚本で言われますが、おそらくそうでしょう。意識・無意識関わらず、出てはきますし、乗ってしまいます。恥じてはいません。それも僕の考えの一部ですから。そりゃあ、自分の作る物語を愛している人々のためにも、書いてますしー。

あと、僕がまだ嘘をついてるとすれば、ここで記しておいちゃいますが、今回の芝居、観に来て欲しいことです。それは本人が「あたしのせいで芝居をやめた」と言ってたからです。まあ、誤解半分で彼女のせいだけではないんですが、それでも僕がちゃんと続けてることを確認し、安心してほしいですから。舞台屋のみんな、ウソついててごめんなさいヨー。

タイトル「僕にとって彼女は、」は結論出てます。重要なのはその逆、彼女にとって僕が、がどうなのか今すごく知りたいです。まあ、会わずともいずれなんらかわかることでしょうが。漠然とそう思います。

こんなことを長々書いちゃいけないんでしょうが、それでも最後まで読んでくれたあなたはステキな人です。サンクスです。どもども。
by hossynoblog | 2006-10-06 23:51 | つれづれhossy


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